「癒し」にどんなイメージを持っていますか?
約15年癒しに取り組んできて、私が「前よりも楽になったなあ」と感じるのって、どういう部分かなと考えてみました。
皆さんは、「癒し」に、どんなイメージをお持ちでしょうか?
癒されたら、どんな自分になれそうでしょうか?
私はずっと、「前よりも良い自分になること」というイメージを持っていました。
癒されたら、
自分のダメな部分が改善されて、
もっと自分に自信を持てて、
もっと人格的にも素晴らしい人になって。
そうしたら、きっと楽になれる。
そう思っていました。
セラピストの養成講座で、「癒しとは、ピカピカの素晴らしい自分になることではない」と学びました。
頭ではそういうものだと分かってはいても、
でも、どこかでやっぱり、「今よりもずっと楽で、素晴らしい自分になれるだろう」というイメージを持っていました。
自分の内側の「Home…戻る場所」
さて、今の私はというと。
前よりも立派な人間になったわけじゃない。
ダメなところは相変わらずダメなまま。
イライラするし不安になるし、人と比べてダメだな~と落ち込んだりもするし、
未だに「こんなんじゃダメだ!」と自分を責めたりもする。
あははは、お恥ずかしい限りです(^^;)
でも。
イライラしたり不安になったり自分を責めたりしても、
自分の中に「戻る場所」が育まれてきました。
「戻る場所」
それは、自分の内側の「大丈夫」という感覚。
それは決して、ポジティブで自信満々で「なんでもオッケー、大丈夫♪」という感じではなく、
達観して「何が起きても大丈夫」という感じでもない。
でも今は、
自分の内側に、確かに、
温かくて、おだやかで、なんだか安心できる感覚がある。
これが、自分への信頼とか、優しい目線なのかもしれない。
これを「自己肯定感」とか「自己愛」と呼ぶのかもしれない。
どんなに外の状況や自分の心が大荒れになっても、
「ここ」に戻れることを知っている。
私が「前よりもずいぶん楽になったなあ」と感じるのは、
自分の内側に、この「Home…戻る場所」を感じられるようになったからだと思うのです。
「Home」は、育まれていくもの。
この「内側の大丈夫という感覚」は、元から私の中に存在していたものではありません。
むしろ私の中に、そういう感覚はまったく存在していませんでした。
完全にゼロ。
いま振り返ると、
だからこそ、かつての私は、あんなにも苦しかったのだと分かります。
何か少しでも想定外のことが起こると、自分が崩れてしまいそうな恐怖を感じていたこと。
自分は劣った、何の価値もない人間だと思っていたこと。
完全にひとりぼっちで、何の助けも無いと感じていたこと。
それは、この「内側の安心感」がゼロだったことと無関係では無かったと思います。
かつての私と同じように、「Home」の感覚がゼロかもしれない…と思う方へ。

「Home」が育まれていくプロセス
「内側の大丈夫という感覚」は、自分の心や身体と向きあう中で、少しずつ私の中に育まれてきました。
「本当の安心」とは、頭での理解ではなく、
身体で感じるものです。
いくら「大丈夫だよ」と自分に言い聞かせても、
それだけでは、本当の安心には繋がりません。
「本当の安心」は、
身体感覚という「体験」を通して培われるもの。
だから、時間はかかります。
けれども同時に、
身体に根差した「安心感」や「大丈夫な感覚」は、失われることはないのです。
外側の状況に左右されない、自分の内側の優しさや温かさ。
ここで、クライアントさまからセッション中にいただいたお声をご紹介します。
(ご本人のご了解をいただき掲載しております。)
セッションを続けて来て、最近また変化を感じています。
苦しいトラウマ的な感覚やフラッシュバックが無くなったわけではない。
でも最近は、完全にその苦しみに飲まれてしまうことはほとんどなくなりました。
そして、不思議な、新しい感覚が出て来た気がします。
自分の中に、苦しんでいる自分だけではなく、
もっと大きな自分や、安心のようなものが存在している感覚。
それを感じるようになってきました。
以前は、安心とかは、自分の外側からもたらされるものだと思っていました。
でも今は、その大きな自分や安心のようなものが、
自分の内側にあると感じることができ始めています。
これは、人生が180度変わりますね。
セッションを受ける中で、どうしても、目先の変化を求めて、そこにフォーカスしてきたけれど、
なおこさんは、ずっと、私の中にも、ちゃんとこれが存在していることを信じて一緒に歩いてきてくれたんですね。
そう思うと感動です。
苦しい状況が変わらなくても、楽になれるということ。
どんなに自分をダメだと思っても、
苦しい状況の中に居ても、
もし自分の中に、自分への優しい目線があれば、温かい共感があれば、
辛さは、少し和らぐ感じがしませんか?
これまでの私自身の癒しの体験から、
幸せ感や安心感というのは、
自分自身をどう見るか。
自分自身に対してどう接するか、扱うか。
最終的にはそこだけだと思っています。
自分のダメなところがダメなままでも、
苦しい状況が変わらなくても、
楽になることはできるのです。
外側に依存しない、自分自身の内側の「Home」…温かさや安心感。
自分の内側にこそ、自分の求めるものがあるのだということ。
セッションでは、そのことを、
頭だけの理解ではなく、体験で実感して行くことをサポートしています。
最新のトラウマ療法においては、回復には「心」だけではなく、「身体(自律神経系)」へのアプローチが不可欠であるとされています。
セッションでは、「心」と「身体(自律神経系)」の両方に働きかけていくことによって、
対症療法ではない、本質的な癒しと変容を目指します。
「1回のセッションで楽になります」とは言えないけれど…
内側の「Home」の感覚や、
自分への信頼、優しい目線は、一朝一夕で得られるものではありません。
お伝えしたように、
自分の心や身体と向きあっていく中で、少しずつ育まれて行くものです。
だから、残念ながら「1回のセッションで楽になります!」とは言えません。
けれども、自分の心や身体と向き合う中で起きてくる癒しとは、
自分への深い理解や労わり、あたたかい目線、、、
そうしたものが自然に芽生えて、育っていくものです。
これは、「自分を受け容れよう」、「自分の気持ちに共感しよう」と”頑張る”こととは違います。
そうした努力ではなく、
自分の内側から、おのずと生まれてくる癒し。
このセッションで私が一番好きなのが、そこなのです。
その時だけの一瞬の高揚ではなく、
「変わったような気がする」でもなく、
「気付きました!」だけに終わるのでもない。
自分の実感を伴う、確かな癒しと変容のプロセスがあります。
じわじわと、あなたの中で自然に、
自分への愛や優しさが増えて行く。
そして、楽になって行く。
そんなセッションをご提供しています。
本当に楽になりたい方へ。
あなたの中に「大丈夫」を育てていくお手伝いをさせていただきます。












