あなたに合うカウンセラー・セラピストを選ぶうえでの、ひとつの目安。

目次

山ほどいるカウンセラー・セラピストの中から「あなたに合った人」を選ぶために。

ネットを見ても、世の中には沢山のカウンセラー・セラピストが居ますよね。
(そんな中、こちらをご覧くださってありがとうございます^^)

癒しにおいて、「自分に合う、信頼できるカウンセラーやセラピストに出会う」ことは、実はかなり重要です。
(既に何らかのセッションを受けている人で、もしも、そのカウンセラー・セラピストに対してあまり信頼できない感じがあったり、相性が合わないと感じるのであれば、他の人を探してみても良いかもしれません、と言いたくなるくらいに。)

セッションもやはり人間同士の関わりですから、相性や信頼感というのは、とても大切な要素です。

じゃあ、何を基準に自分に合うカウンセラー・セラピストを選んだら良いのか??という基準ですが・・・

その前に、まずは大前提として、

・プロとしての技術を持っていること
・自分自身の癒しに取り組んでいる(取り組んだ経験がある)こと

この2つは、本当にもう基本中の基本、大前提です。(笑)
まずはこれを満たしているかどうか、しっかりあなたの目と感覚で確認してみてくださいね。

その上で更に「あなたに合う」カウンセラー・セラピストを選ぶためのひとつの目安について、ご参考までに、私の思うところをお伝えしたいと思います。

人は「自分自身が体験したこと」が一番分かる。

「分かる」というのは、頭での理解だけでは起こりません。
自分自身の体験を以て「腑に落ちて」初めて、その人のものになります。

そういう意味で、

人は、自分自身がの体験してきたことが一番分かる。

そう言えると思います。

もちろん「自分自身のすべてが分かる」ということではなく、
体験で理解したことは「智慧」として、その人の血肉になっているという意味合いです。

大前提に挙げた「自分の癒しに取り組んでいる(取り組んだことがある)」というのも、ここに繋がります。
自分の心を見つめ、そこでどんなことが起きているかを知り、そしてそれが癒される…
その体験があって初めて
心の仕組みや癒しというものについて、単なる知識ではなく、真に理解できるからです。

さて。
「自分自身がの体験してきたことが一番分かる」という意味では、
自分と掛け離れた人生経験をして来た人のことは、理解するのがなかなか難しかったりします。

ということは、

あなたと似た経験や苦しみを抱えていて、そこから楽になったカウンセラー・セラピストが、
あなたに合うサポーターである可能性が高い

ということです。(もちろん、この要因だけでは測れないので、あくまでも「可能性が高い」ということですが。)

ベースの健康度が高い人とそうではない人とでは、癒しにおいて必要なことが違う。

ここでひとつの例として、
たとえば、自律神経の状態について。

愛着の問題を抱える人の多くが、「安心や安全といった感覚」という「土台」が無いか、極めて弱い状態です。

▼これについては、以下の記事で詳しく書いています。

世の中に、完全な愛情を受けて育った人は居ないし、安全・安心だけを感じてきた人も居ませんが、
やはり、

比較的「安心・安全の感覚の土台」がある人と、それが無い人とでは、
生きやすさの感覚や自己肯定感などに関して、かなりの違いがある

と言えます。

私は現在も自分の癒しと学びのために定期的にセッションを受けていますが、ある時、セッションの中で「完全な安心」と言える感覚を体験したことがありました。
それは私にとってまったく初めての、文字通り未知の感覚でした。
「完全な安心」を感じている時、思考はほぼ無く完全に「いま」に在る感覚でしたし、世界や相手に対する信頼がありました。
安らかで、自分がここに居てもいい、受け容れられている、という感覚もありました。

まさに赤ちゃんが、完全に相手に身を委ねて安心しきっているような…そんな体験でした。

そしてその間、「この感覚を一度でも体験したことがあるのと無いのとでは、人生が天と地ほど違うなあ…」と、ぼんやり感じていました。

「安心を頭で知っているかどうか」ではありません。
「身体で、感覚として、感じたことがあるかどうか」です。
たとえそういう体験があったことを完全に忘れていたとしても、そういう感覚を味わったことがあれば、身体はそれを覚えています。

「安心・安全の感覚の土台」がほとんど無いか、弱い人は、
こうした「安心の感覚を感じた経験」がほとんど無い
ということです。

ちなみに、「安心・安全の感覚の土台」があるかどうかというのは、
「実際にどうだったか」ではなく、あくまでも「その人が主観でどう感じていたか」ということです。
たとえば、分かりやすいように極端な例ですが、親は愛情を持って育ててくれていたとしても、子どもが安心や安全の感覚を感じることができなかった場合は、その子の自律神経系は「安心の感覚を感じた経験がほとんど無い状態」ということになります。


比較的「安心・安全の感覚の土台」がある人…つまりベースの健康度がそこそこ高い人と、
それがほとんど無い人とでは、
癒しにおいて、必要なアプローチが違うのです。

例えば、かなり大雑把な目安ですが、、、

「自分に優しくしましょう」と聞いて、
「なるほど!」と、すぐに自分にそれをしてあげられて、
そして、そのことによって”癒され感”を感じることができる人は、
比較的ベースの健康度が高い人に多いと言えます。

「安心・安全の感覚の土台」が無いか弱い…つまりベースの健康度が低い人は、
「自分に優しくしましょう」と言われても、
困難さを感じるとか、優しい気持ちがまったく湧いてこないとか、意味が分からない、怒りが出て来るなど…

そういう反応になったりします。

ただしこの例に当てはまるケースばかりではないので、あくまでも参考としてご理解ください。

このように、これだけ状態が違えば必要なことが違うということを、何となく感じていただけるのではないかと思います。

「安心や安全の感覚」は、頭(認知)のレベルではなく、実際に身体でリアルに感じることが大切です。
それによって自律神経の状態が変わり、「安心・安全の感覚の土台」が培われて行きます。
そのためセッションでは「安心や安全の感覚を実際に身体で体験する」ことを大切にしています。

その人の状態によって、必要なものは違う。

ベースの健康度がそれなりに高い人というのは、
ベースの健康度が低い人の状態が、なかなか分からなかったりします。
もちろん逆もそうです。

ベースの健康度が高い人でも、プロとして学びや研鑽を積んでいる方は、健康度が低い状態の人のことも含め様々な状態の人のことを理解されています。(勉強会の場でそういう方々にお会いしますし、本当に頭が下がります。)


けれども世の中には…
特に、スピリチュアルや自己啓発と言われる領域には、
こうした違いまでは踏まえていない癒しのメソッドがたくさんある
と、
私自身のジプシー体験から感じています。

私から見て、「これは健康度が高い人なら効果があるだろうけれど、そうじゃない人にとっては、上手く行かないか、余計に辛くなるだろうなあ・・・」と感じるものが多いです。

もちろん、そういうメソッドが悪いとかダメという話ではありません。
そのメソッドが合っている人、それで効果や変化を感じる人も居るわけで。
単純に「その人の状態によって必要なものが違う」ということです。

けれども、受ける側・選択する側として、そういったことを考えず往々にして、
「すごい人が言ってるすごいメソッドなら、効果があるはず、楽になれるはず!」と思っちゃったりしませんか?
(私はそうでしたよ…( ;∀;))

効果や変化などを感じられなければ、それは今のあなたに合った方法では無い
ということです。

でも、元々自己否定が激しい人は、「上手く行かなかった」ことで、更に否定感を強めてしまうんですよね…(T_T)
そのループを繰り返している方は、ぜひ「自分はどういう状態で、何が必要なのか」ということに目を向けてみていただきたいと思います。

スピリチュアル・ジプシーだった私の体験

あなたに合ったカウンセラー・セラピストを選ぶうえで。

「カウンセラー・セラピストを選ぶ」という話からちょっとズレてしまいましたが💦

自律神経の状態は、あくまでひとつの例であって、
私たちは、人生経験も、そこから培った信念も、学んできた知識や価値観も違うわけです。
私たちはびっくりするくらい、一人ひとりまったく違う人間です。

カウンセラー・セラピストは、もちろん万能とは行きませんが、プロであれば、ある程度色々な方に対応できるし、そうでありたいと思います。(だから本当に日々勉強です! )

でもやっぱり、セラピストも、一番分かるのは、自分が体験してきたことです。

そういう意味では、あなたと似た経験や苦しみを抱えていて、そこから楽になったカウンセラー・セラピストを選ぶというのも、ひとつの目安かなと思います。

けれども、もっとも大切なのは、
その人に会ったり、その人の書いたものを読んだりして、

あなたがシンパシーを感じたり、惹かれたりする人…「この人だ」と感じる人。
そういう人を選ぶことです。

(あはははは、最終的な結論は2行で終わっちゃいましたね(^▽^;))

あなたの感覚が、何よりも大切な基準です。
あなたが信頼できる、あなたのサポートになるカウンセラー・セラピストに出会われますように!

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