苦しみを「誰かに何とかしてもらいたい」と思っている間は…
私が鬱状態になり、その後、悟り(非二元、ノンデュアリティ)やスピリチュアルに出会って、その世界に足を突っ込んでから(笑)
もう7年ほどになります。(うわー、いつの間にかそんなに経ってたのか!!と、今びっくりしました。。。)
その7年を振り返ってみて思うのは、
苦しみを「誰かに何とかしてもらいたい」と思っている間は、
本当の意味で、変わることはできないんだなあ。。。
ということです。
とにかく「すごい魔法」を探していた時代。
鬱状態になり、心療内科で受けたカウンセリングでも、ほとんど何も変わらず苦しいまま。
藁にもすがる思いで、それまで大嫌いだった神とかスピリチュアルとかの世界に足を突っ込んで。
その当初は、とにかく「魔法」を探していました。
というか、悟りやスピリチュアルについてほとんど知識が無かったので、
うわー、こんな世界があったのか!!知らなかった。。。
世の中に、不思議な力を持った人たちがこんなに沢山居たなんて!!!
魔法のようなヒーリングとやらが、こんなにいっぱいあったんなんて!!!
あーバカバカ、なんで今まで知らなかったんだろう
ちゃんとすごい人を探せば、きっと楽になれるに違いない
・・・こんな感じでした(笑)
その頃の私は、
自分にはまったく何の力も無くて、
この苦しみをどうすることもできない。
そう感じていました。
だから、
誰かすごい人に何とかしてもらおう!
どうすれば良いか、答えを教えてもらおう!!
そんな風に思っていたのです。
「これを受けなかったら、変われるチャンスを逃してしまうんじゃないか…」
悟りやスピリチュアル系の本を読むと、
「外に答えを求めるな」とか「自分軸」とか、そういう言葉をたくさん目にしました。
が、そんなの無理
ある意味、一番信じられないのが、他でもない「私(自分自身)」なんですから。
そしてそれ以上に、心のどこかに、
私はこれまで、こんなにも苦しんできたのだから、
誰かがなんとかしてくれるべきだ!!
こんな思いがありました。
努力なんてしたくない。
そんなしんどいことは嫌だ。無理だ。
そんな風にも思っていました。
そして「すごい人」…
つまり、魔法使いのような誰か、
自分より「分かっている」誰か、
そういう人を探すのに一生懸命だった。
ブログランキングを、1位から順に100位くらいまで、目を皿のようにして見たり、
果てしなく延々とネットサーフィンしたり。
そして、「すごそう!!!」と思った人・ものを見つけたら、居ても立っても居られず、
これを受けなかったら、変われるチャンスを逃してしまうんじゃないか…
そんな恐れに突き動かされて、かなりのセミナーやセッション、ヒーリングを受けました。
立派なスピリチュアルジプシー、セミナージプシーです
さんざんジプシーをした結果…
さんざんジプシーをして、ある時に、ふっとこう思いました。
「魔法は無いのかもしれない」と。
魔法があって欲しかった。
誰かに何とかして欲しかった。
一発で変われる・楽になれる、すごいものを見つけたかった。
でも、そういうものは無いのかもしれない。
自分のことは、自分で何とかするしかないのかもしれない。
結局、地味にコツコツやっていくしか無いのかもしれない。
「それが分かった」というよりも、
散々ジプシーをやって、でも楽にならなくて、「ようやく諦めた」という方が正しいかもしれません(笑)
「誰かのせいで不幸な私」という立ち位置から・・・
そういう自分の経験から、
ジプシーって、
諦めがつくまでは、
身をもって「魔法は無い」って分かるまでは、
止められないよねえ。。。
そう思います。
それに、ずっと苦しんできた人や、「私には力が無い」と思っている人が、
「誰かになんとかして欲しい」と求めるのは、当然のことかもしれません。
個人的には、そういう時期は必要かもしれない、とも思います。
けれども、
いつか、それを諦められるかどうか。
「しゃーない。自分で何とかやってみようか・・・」そう思えるかどうか。
これは、
「誰かのせいで不幸な私」という立ち位置から、
「もうそんなことは言っていられない。
私は楽になりたい。
そのためにできることはする。」
そういう立ち位置に変わること、と言えるかもしれません。
「私を変えてください」という丸投げじゃなく。
ジプシー当時は認めたくなかったし、理解もできなかったけれど、
「誰かに何とかしてもらいたい」と思っている間は、
外に力を明け渡しているうちは、
本当の意味で変わることはできないのだ・・・
ということ。
今は「本当にそうだなあ」と感じます。
といっても、
ひとりで頑張らなきゃとか、
助けを借りたり求めたりしてはいけないとか、
というわけでは、まったくありません
むしろ、自分に合った助けは、借りた方が断然早いし、楽です。笑
「私を変えてください」という丸投げじゃなく、
「自分が変わるためのサポート」として、
自分よりも知識や経験を持った人の助けを借りる。
そうなった時に、そのサポートは、最大限、活きてくるだろうと思います
でも、最後にこれを言ったら元も子もない感じですが、、、
人間って、ほんとに追い詰められないと、
なかなか本気で「変わろう」と思えないんですよねえ・・・
(自分の経験からもそう思います)
だから、今はジプシーやってたり、焦っていたりいても。
それを飽きるまでやるというのも、実は必要な、大切なプロセスなのかもしれません。
それも含めて、やっぱり、その人にとってのタイミングってあるよなあと思います。
「魔法は無いのかも・・・」そう思い始めた方、
ゆっくりでも、根本から変わりたいと思われる方、
そういう方のお役に立てましたら嬉しいです