身体(五感)が扱っている情報量は脳の「〇〇倍」
さて、今日はクイズからです^^
《身体が扱っている情報量は脳の「〇〇倍」》
さて、〇〇に入る数字はどれくらいだと思いますか??
私、これを知った時にものすごくびっくりしました。
予想をはるかに上回っていたからです。
皆さんも、どれくらいかな?とぜひ想像してみていただけたらと思います。
答えはこちら↓↓
と言われているとのこと。
いやあびっくりしませんか?
というか【200万倍】って想像がつかないですよね(^^;)
もう少し具体的に言うと、
脳が扱っている情報量は「1秒間に2,000bit」、
それに対して、身体(五感)が扱っている情報量は「1秒間に4,000憶bit」と言われ、
これは、本で言うと約「60万冊分」の情報量で、
脳ですべてを処理するには、なんと「821年」かかるそう。
もちろん、身体が受け取った情報は脳に送られるわけですが、
1秒間に受け取った全ての情報を脳で処理するためにかかる時間は821年、
1分間の情報ともなれば、単純計算で4万年以上もかかると言われているのです。
びっくりしませんか??( ゚Д゚)
そして、脳はこの受け取った身体(五感)情報のすべてを処理できないために、
情報を必要なものと不要なものに仕訳けして、必要な情報だけを選択する機能があります。
入って来た膨大な情報に対して、脳は
- 必要なものだけを選択
- パターン化・一般化
- 脚色(解釈)
これらのことを行っているとされています。
「省エネ作業」のようなものと言えるでしょう。
この省エネ作業により、脳は毎秒、4000億bitの情報のうちの2000bitを処理するだけで済むということです。
この情報の選択やパターン化は、脳の無意識のプログラミングに従って行われており、
この脳内のプログラミングは、6歳までに作られると言われているそう。
さて。
これっていったいどういうことでしょう??
私たち、自分がちゃんと事実(現実)を観ていて、色んなことを「分かっている」と思っていますよね。
でも、実はそうではないかもしれないということです。
「自分が意識したもの」が「あなたの現実」となる。
「脳の無意識のプログラミングに従って情報を選択し処理している」とは、いったいどういうことでしょうか。
その例としてよく使われる話ですが、
たとえば、車にまったく興味が無かった人が、免許を取って、さあ自分の車を買おうと思ったら、
それまでは道を走る車の色や車種なんてまったく気にしていなかったのが、
そこに意識が向くようになって、「あ、あの車いいなあ」とか「あの色は無いな」とか、車ごとの「違い」に気付くようになる。
そういうことってありますよね。
これ、私はおととし免許を取ったのですが、確かにこの経験をしました。笑
まったく車の車種なんて知らないし気にしたことも無かったのが、道を歩いたり助手席に乗ったりしている時に、自分が気に入って買おうと思った車種がやたら目に入るようになる、ということもありました。
車に興味が向くまでは、単に「たくさんの車が道を走っている」でしか無かったのが、
自分の興味が向くと、「1台1台の車」を認識して、その違いに気付いたりするわけです。
その、車1台1台の違いは「もともとあった」のだけれども、自分の関心が向かなかったことにより「無いこと」になっていたわけです。
これは、もともとのその人のプログラミングは「車に関心がない」であり、それに従って脳が情報を処理していたのが、
「車を買おう」と思ったことによって、車というものに意識・関心が向いて、車についての情報を得ようとそのプログラミングに変化がもたらされた…というようなことが起きているのだと思います。
つまり、
本当は存在しているのに、意識を向けていないために”無いことになっている”。
そんなものが私たちの日常には沢山ある。
と言えるでしょう。
これは、あなたが「意識していること」「目を向けていること」「フォーカスすること」によって、
大袈裟に言えば「あなたの体験すること」つまり現実が変わるということです。
「宝さがし」をしてみませんか。
私がよくクライアントさんにご提案することに、「宝探しをしてみませんか」ということがあります^^
「宝さがし」ってどういうことかと言うと、
自分の普段の、普通の生活の中に「既にある」心地よさ、楽しいこと、好きなことなど、
それが「宝もの」です。
そういうものを探して、見つけてみませんか。
ということなのですが、
これは、何か新しい趣味を見つけたり、どこか素敵な場所に行ったり、そういう普段と違う「特別なこと」をするのではなくて、
普段通りの、何の変哲も無い一日の中で、
「あるのに、無いことになっている」良いことを見つけてみましょう。
ということです^^
ずっと苦しいと思って来た人ほど、「苦しみ」にフォーカスが向いています。
その人の「プログラミング」が「苦しみ」に向くようになってしまっているわけです。
その状態のままでは、「苦しみ」にフォーカスが向き続け、
そしてそれを「現実」と認識して体験するわけですから、
ずっと「苦しい人生」を体験することになってしまう。
その「プログラミング」を変えていきたいわけです。
そのためには、
今まで意識が向かなかったために”無いこと”になってしまっていた”良いこと”を見つけようとする。
これが新しい回路・プログラミングを作って行ってくれるのです。
今までと違うことに意識を向けることによって、プログラミングが変わって行くわけです。
これ、今までとは違う新しいことをするのですから、最初はなかなか大変です。
どうしても今までのパターンに引っ張られてしまうので…。
それが「プログラミング」「パターン」ということです。自動的にそっちに行ってしまう。
でも続けて行くことによって、新しいパターン・回路は、必ず育っていきます。
「良いことなんてひとつも無い!」という方へ。
この「宝さがし」ですが、ずっと苦しかった人ほど、
日常の中に、そんな「良いこと」なんてひとつも無い!
そう言いたくなると思います。
分かります。
何せ私がそうでしたので。
そりゃもう大声で「ふざけるな、そんなもの無いわ!」という勢いで。笑
でも、そんなあなたの日常の中にも、その瞬間は「必ず」あります。
毎日は無いかもしれない。
でも、どこかに必ずその瞬間はあります。
その「良いこと」は、本当にささやかなことで良いのです。
めちゃくちゃ良いこととかハッピーなことじゃなくて、
これまでだったら意にも介さなかったような、まったく価値を見出さなかったような、そんなささやかなこと。
そして「頭で思う良いこと」ではなくて、
例えば「今日は掃除をちゃんとした」とか「人とちゃんと話せた」とか、「〇〇ができた」とか、
そうじゃなく。
どんなにささやかでも、あなたがなんとなく「良い感覚」を感じた瞬間を探してみていただきたいのです。
良い感覚を感じた瞬間は、例えば
・空が綺麗だと感じた
・風や日差しを心地よいと感じた
・お茶の良い香りが心地よかった
・お風呂のあたたかさが気持ちよかった
・木や花を見て美しいと感じた
・ペットの可愛さやぬくもりを感じた
・お笑い番組を見て笑った
・漫画を読んで面白かった
・動物の動画を見てほっこりした
頭が「くだらない」と言うようなことであっても、
その瞬間にあなたが心地よい、楽しい、面白いなどを「感じた」のであれば、気づいて欲しいのはそれです^^
そして、「良いことなんて無い!」と思う方は、最初は
そんな瞬間が本当にあるのか??
って、疑ったままでもOKです^^
でも、これを読んで「本当か」と興味が湧いたなら、
ぜひあなたの日常を「観察」してみていただきたいのです。
「やってみたけれど気付けない、やっぱり無いとしか思えない。」
そういう方もいらっしゃると思います。
そういう方は、どうぞ、そこでさらに自分を責めたり「ダメだ」と思わないでください。
それだけ、あなたの人生はサバイバルであったし、
それを必死で生きて来られたということです。
そういう方には、まずはその方に合った違うアプローチが必要です。
あなたが信頼できると感じるセラピストの助けを借りてみていただくことをお勧めします。
「宝もの」に気づいたら、それを身体でしっかり感じる!
さて。
「宝もの」気付いたら、気づいて終わりではなく、
これも大切なポイント!
その心地よさや楽しさ、面白さなど、
それを感じている時の「身体」に意識を向けてみて、
「身体で」味わってみてください。
その時にどんな感じがするでしょうか^^
この「身体でしっかり感じる・味わう」というこのが非常に大切なんです。
私たちが心地よさや美しさ、面白い、気持ち良い、美味しいなどなど、そういうものを感じているのは、実は「身体で」感じています。
頭で、つまり概念だけで「良いこと」として感じるのではなく、しっかり「身体で」感じる・味わう。
ぜひそれをやってみてください^^
ちなみにこの「宝さがし」ですが、
「何の変哲も無い日常をポジティブに捉えましょう」というようなこととは違います。
そういう「考え方」で行うポジティブシンキングのようなものではなく、
「実際の事実を観ましょう」ということです。
あるのに、気づいていなかった。
あるのに、見過ごしていた。
そういうものを発見していきませんか。
実はあなたの日常に存在していた「宝もの」に気付けるようになってきたときに、
あなたの人生は、違った彩りを見せてくれ始めると思います^^