セルフワークのご紹介
今回は、私の癒しのジャーニーのシェアとして、印象的だったセルフワークのご紹介です^^
セルフワークとは:自分自身でセラピーなどのワークをすること。
願いを叶えてもらえなくてもいい。ただ、これがあることを分かって欲しかった。
この時のセルフワークは、何のテーマについて取り組んでいたかは忘れてしまったのですが、セラピーの途中から、父親と、小学生くらいの私のイメージが出てきました。
小学生の私は、父親のことを、横暴で、全く家族の気持ちを慮ってくれずに、人の心を踏みにじる暴君のように感じていたようです。(お父さん、ごめんね~)
セラピーの中では、その当時の状況や感じていたことなどが、ありありと出て来ることが非常に多くあります。
セラピーを進めて行くと出てきたのは、
爆撃されて焼け野原になった広場に、
小さな一凛の花が咲いているイメージ。
その花の前に、うなだれて座り込んでいる小さな私。
そのイメージをよく感じてみると、
父親が、全く家族のことを慮ってくれず、人の心を踏みにじるさまが、そのようにデフォルメされてイメージとして出てきたようだということが分かりました。
焼け野原に、たった一凛残ったその花は、
私の中にある、本当に小さな、ささやかな願いの象徴のようでした。
その花を感じているだけで、なぜか涙が出てきます。
そのささやかな願いというのは、
お父さんに、お母さんに優しくして欲しい。
みんなが少しだけでも、優しさや思いやりを交わして、温かさを感じられればいい。
言葉にすると、こんな感じでした。
そして、こんな思いが出てきました。
たったこれだけ。この、本当にささやかな願い、
これがあることを分かってくれるだけで良かった。
願いを叶えてもらえなくてもいい。
ただ、これがあることを分かって欲しかった。
「そうだったんだね」と、そのまんまを、温かさの中で理解してあげること。
Coming Homeのセラピーでは、
クライアントさまから出てきた、深いところに隠されていた思いや感情を、「そうだったんだね」「こんな風に感じていたよね」「そう思っていいんだよ」と受容して行くことがあります。
そんなことで意味があるの??
と思われるかもしれません。
正直、最初は私自身もそう思っていました
けれども。
本当に感じていたこと、思っていたこと。
それに気づいてあげて、
「そうだったんだね」と、そのまんまを、温かさの中で受け容れてあげる。
理解してあげる。
それだけで、その、気付かないまま置き去りにされていた思いや感情に、
まるで光が当たったかのように感じられたり、
自然に緩んで、流れ出したりするのです。
この時のワークでは、
その一凛の花、私のささやかな願いを、
父自身というよりも、父の心の奥底、魂のような部分が、「そうか、そう思っていたんだな」と理解してくれて、
小さな私は、父が理解してくれた嬉しさ、安堵のような感じに変わりました。
その感覚を、身体の細胞ひとつひとつでしっかり感じて終了。
ここで、「お父さんが理解してくれるはずなんてない!!」という展開になることも多いです。
・・・というか、私は何年もずっと、そんな展開ばかりでした
(癒しが進んできたためか、ようやく最近「両親が理解してくれる・愛してくれている」という感覚を感じられるようになってきました。)
「お父さんは理解してくれるはずなんてない!!」となった場合も、何も間違ってはおらず、その思いを持つに至った理由が必ずあります。
ですから、その思いを持つに至った背景やそこにある感情を見つめ、じゅうぶんに寄り添って行きます。
私たちが深いところで望んでいるのは・・・
私たちが深いところで望んでいるのは、
願いが叶うとか、何かが手に入るとか、
実は、そういうことじゃなくて。
自分が本当に感じていること、思っていることに、
気付いてもらうこと。
そして、「そう思っているんだね」と、そのまんまを認めてもらうこと。
実は、それだけなのかもしれません。
そしてそれは、「外の誰か」ではなく、
自分が、自分に与えてあげることができるのです^^
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