今回は、発達性トラウマのクライアントさんからいただいたご感想を紹介いたします。
Mさんは幼少より、本当に壮絶な逆境の中で育って来られた方です。
そんなMさんが、ご感想の中で書いてくださっているように、
●不安障害・パニック・脅迫概念の苦しさが凄まじかったのですが、あまりそういう思いが湧いてこなくなり…
●どうしても止められなかった思考の暴走が起こらなくなりました。未知なるものに対して、安心していられるようになっているんだと思います。
●受け皿がものすごく広がったような感覚と、(~中略~)何より体感が楽になってありがたいです。
このような変化を感じてくださって、本当に嬉しいです^^
継続セッションを受けられて無事に?卒業されたMさんですが、私のセッションを受けてくださる以前から真摯に癒しに取り組んで来られました。
セッションだけではなく、そういったご自身のプロセスが、ここまでMさんを連れて来てくれたのだなあと思います。
尊敬と、ここまで本当にお疲れさまでした、という気持ちでいっぱいです。
そして、これもご感想の中の言葉ですが、
直近でのブログにありましたが、私は発達性トラウマのタイプで長い間苦しんできたので、こういう安心感は、生まれて初めての未知なる領域でした。
こう書いてくださっているように、
発達性トラウマの人にとって、思考や概念のレベルではない、身体的な内側の安心感を育んで行くことがどれだけ助けになるか…
これは私自身の体験からも本当にそう感じます。
発達性トラウマは、確かに回復に時間がかかります。
けれどもMさんのように、ちゃんと楽になれるのだということ。
「自分の中の安全地帯」「自分の中に戻れる場所」を築いて行けるのだということ。
それを知っていただけたらと思います^^
それではご感想をどうぞ♪ (ご本人のご承諾をいただき掲載しております。)
少し時間がたってしまいましたが、改めてなおこさんのセッションを受けて良かったと感じています。
なおこさんは私の話もロクに聞かずに(未だ根に持ってるパーツがいます←かわいいヤツ、笑)【補注1】
私を身体感覚の方へただただ地道に導いて下さった。
じっと注意を向けることが今とても気持ちがいいです。
おかげでストーリーの嘘っぱちや「思考を信じない」なども腑に落ちて、頭痛もかなり治まったのと、
人混みなどで緊張感が高まり、いつも気持ち悪くなっていたのですが、今日はダダ込みの無印良品に行ったのですが、苦しい症状が出ずに買い物が出来ました♪
そしてあのワークのあと、体の右側の気持ち悪さも随分軽減しました!
今でも気になった時には、右をすぐ見てカトちゃんぺで対抗してふざけて乗り切っています。【補注2】
何回も何回もカトちゃんぺをしています。(さすが私)
これからも自分の中でゆっくりじっくりこの瞬間の感覚を噛みしめて、自分という嬉しさや意味なく溢れるワクワク感や、根拠一切なし!!の謎の安心感をぶっとい幹にしていきたいです。
頑張らない、何もしないことがコツですね、変なの(笑)
もちろんまだ疲れることもありますが、それもOKというのもわかります。
以前は未来に対する不安がどうしても湧きあがり、不安障害・パニック・脅迫概念の苦しさが凄まじかったのですが、あまりそういう思いが湧いてこなくなり、
湧いてきたとしても、先のことなんて誰にも絶対わからないし、何が起こったとしても、その時点での自分しか対応出来ないし対応するだろうし、今の私がどうこうすることでも出来ることでもないよね~~、としゃあしゃあとしていられるようになり、
どうしても止められなかった思考の暴走が起こらなくなりました。
未知なるものに対して、安心していられるようになっているんだと思います。
受け皿がものすごく広がったような感覚と、わしゃ知らん、というお気楽さがなぜか共存(笑)
何より体感が楽になってありがたいです。
直近でのブログにありましたが、私は発達性トラウマのタイプで長い間苦しんできたので、こういう安心感は、生まれて初めての未知なる領域でした。
リバウンドはまだありますが、そこまでひどくならないのは、
全てを受け入れてくれる、自分の中に戻れる場所があることを知ってしまったのと、
忌み嫌っていた不安定感さえ大事に扱えるようになってきたからだと思います。
心から受け入れると安定したり、なんとまあ癒しは逆説的なことが多いとつくづく感じます。
でも嫌いな部分は自力で受け入れるのがとっても難しかった(というか出来なかった・・)ので、私はセラピストさんの力を借りられて良かったです。
何だか本当に自分で自分の中の安全地帯に、割とヒュッて行けるようになってきているので、とりあえずはここでいったんセッションは継続なしで、様子見しようかと思っています。
またあの悶絶の苦しみがやってきた時や(きゃー、きゃー、笑)、深堀りしたい感が出てきた時には、どうぞまたよろしくお願いしますm(_ _)m
【補注1】
「なおこさんは私の話もロクに聞かずに(未だ根に持ってるパーツがいます←かわいいヤツ、笑)」
セッションの中で、身体の感覚に意識を向けることをしていただくと、Mさんは感覚に留まれずにわーっと話し出してしまう・話したい衝動があり話が止まらないという状態でした。
また、その状態にあまりご自身の自覚が無い状態だったために、まずはそこを見て行きました。
(これは何らかの要因でその場で交感神経の活性が起きているということでもありますが、この時はこの状態を「パーツ」として見て行きました。※「パーツ」については後述のブログをご覧ください。)
すると「私の話をちゃんと聞け!」「お金を払っているのにセラピストはロクに私の話を聞こうとしない」と怒りを抱えているパーツが存在していることが見えて来ました。
(セッションの中でこのような思いが出て来た時に、言いにくいと感じるかもしれませんが、こうした正直な思いが出て来ることは非常に大切です^^)
そして、そのパーツが存在していること、こうした思いや欲求があることをMさんが認めてあげると、パーツの衝動は少し和らいだのでした。
そのパーツを「かわいいヤツ」と感じていらっしゃることから、Mさんの中で、ちゃんとパーツの居場所が与えられていること、受け容れられていることが窺えます。
「パーツ」については、こちらをどうぞ↓↓↓
【補注2】
「右をすぐ見てカトちゃんぺで対抗してふざけて乗り切っています。」
セラピーの中で、ある出来事の加害者に対してMさんの中に「やり返したい」という欲求があることが見えて来ましたが、その欲求をよく感じていただくと、
自分がされたのと同じようなことをやり返したいわけじゃない。傷付けるようなことをしたいわけじゃなくて、何か笑えるような…そういう「やり返し」がしたい感じ。
そのことが分かりました。
そこで「じゃあどんなことをしたい感じか」を、よく感覚に寄り添いながら探って出て来たのが「カトちゃんペ」でした。
イメージの中で加害者に対して「カトちゃんペ」を何度もしていただきました。
すると、長年身体の右側にあったという気持ち悪い感覚が抜けて行ったのでした。
「同じようにやり返したいわけでは無い」という思い、そこから出て来るこのようなユーモアは、ある種の深い愛であり智慧でもあると私は思っています^^
Mさんの中のそのような愛、智慧に触れた時に、私もじんとするものがありました。
「セッションがもっと広まって欲しい」というお気持ちから、ご感想の掲載を快く承諾してくださったMさん、本当にありがとうございました✨✨
「頑張らない、何もしないことがコツですね」と感じてくださっているMさん。
ここまで来られてたら、もうきっと大丈夫だと思います^^
(逆説的ですが、究極的?には「頑張らない、何もしないことがコツ」だったりします^^)
ちなみに「ちえなおちゃんねる」に新しく動画をアップしました。
そのタイトルは、
この業界…「実力のある人ほど前に出て来ない」の??
だいぶ正直なぶっちゃけ話…になるかな?(^^;)
自分で言うのもアレですが、セラピストの本音や正直ベースの話、他ではなかなか聞けないかもなので、面白いかなと思います。笑
動画の中でも語っていますが、「このセッション素晴らしいですよ!ぜひ受けてください!!」と言えないタイプの私たちにとって( ;∀;)笑
こうやって受けてくださった方のご感想を紹介させていただけることが本当にありがたいです。
よろしければこちらの動画もどうぞ♪