2025年が始まりましたね!
皆さまにとって良い一年になりますようお祈りいたします✨
ソマティック・エクスペリエンシング®のプラクティショナーになりました。
さて、昨年12月に、3年間をかけて学んできたSE™療法(ソマティック・エクスペリエンシング®)というトラウマ療法のプラクティショナーになりました!
SE™療法(ソマティック・エクスペリエンシング®)は、トラウマの生理的な仕組みや自律神経系の状態に着目し、主に身体感覚を使って行うトラウマ治療のメソッドです。
会話を中心としたカウンセリングやセラピーとはまったく異なるアプローチのトラウマ療法です。
Somatic Experiencing® を開発したPeter Levine(ピーター・リヴァイン)博士は、トラウマは個々の出来事の問題ではなく、それらの出来事に対して神経系がいかに反応するかという問題である、という結論を導き出しました。
人間の場合は、あまりに発達した脳の知的部分(大脳新皮質)が意味づけや理由付け、不都合な体験の抑圧を行ってしまうことがあるため、本来動物が持っている自然で本能的な「エネルギーの解放」の反応が起こりません。
過剰に喚起されたエネルギーは「硬直(凍りつき)」が起こったままの状態で行き場を失い、神経系の中で解放されずに蓄積されたままになってしまいます。
Levine博士は、この、行き場を失って蓄積された過剰なエネルギーが、トラウマに起因する色々な症状を作り出していると考えました。したがって、この過剰エネルギーを自然な方法で、少しずつゆっくりと解放させていくことがトラウマ治療のポイントといえます。
Levine博士は、「癒しのプロセスは、劇的でなければないほど、またゆっくりと起これば起こるほどより効果的である」と述べています。
Levine博士が開発したSE™療法は、人間が本来の動物と同じ様に持っている「身体感覚」を主に使った、まったく新しいタイプのトラウマの治療メソッドです。
–SE™JapanのHPより抜粋・要約-
生命力や自然治癒力に触れた時に、癒しは「起こる」。
トラウマは、日本では現在も「心理的な問題」と考えられている傾向がありますが、実は「身体」が回復のための大きな鍵になります。
というか、むしろ身体を抜きにしては回復は難しいとさえ言えるかもしれません。
そして『ソマティック・エクスペリエンシング®(Somatic「身体志向の」、Experiencing「体験する」)』という名称だけあって、SE™療法というのは、非常に「体験的」です。
「体験的である」ということは、「本人の実感が伴う」ということ。
これは、私がソマティック・エクスペリエンシング®を素晴らしいと思う理由のひとつです。
ちなみに「体験的である」ということは、この療法を学ぶにあたって、学習者はSE™療法を深く「体験」しなければなりません。
理論を学ぶだけでは、SE™療法を使うことはできないのです。
そのためSE™療法のトレーニングは、3年間かけて行われます。
これは学習者が「自分自身でSE™療法を体験して、変化のプロセスを体験する」ことこそが学びに繋がるためです。
私もこの3年間で素晴らしい講師や先輩、そして仲間に恵まれた中で様々な体験をし、そのすべてが深い学びになりました。
SE™療法も、ひじょ~~~に奥が深いので、3年間学んでやっとスタートライン、という感じです(;’∀’)
やっぱり私たちの身体も心も、本当に複雑で奥深い。理解が深まるほどに、そのことが分かってきます。
だから学びに終わりはありません。
この仕事は一生勉強だなあとつくづく思います。でも興味は尽きないし楽しいことですが^^
SE™療法を学びプラクティショナーになって思うのは、「身体ってすごい!」「身体って面白い!」ということ。
創始者のLevine博士は、こんな風に語っているそうです。
私はトラウマを扱っているのではない。
「LIFE FORCE(生命力)」を探しているのだ。
本来私たちの中には、回復へと向かう力…生命力や自然治癒力と言われるものが存在しています。
トラウマ状態というのは、その生命力や自然治癒力にアクセスできなくなっている状態と言うことができるのです。
生命力や自然治癒力に触れた時に、癒しは「起こる」。
回復へと向かっていく。
私はSE™療法でそのことを学び、体験しました。
そしてこれも、SE™療法を素晴らしいと思う理由です。
誰もの中に、実は存在している癒しの力。
クライアントさんとのセッションでも、それに触れることは、私にとって毎回とても尊いものであり、「いのち」を感じる体験です。
今年も、皆さんが自分と向き合うことで安心を育み、自分と繋がり、そして、より楽に自分らしく生きるためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。
2025年もどうぞよろしくお願い致します^^
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