継続セッションを受けてくださったMさん。
とても繊細で、その分、幼い頃から激しい自己否定をされてきた方です。
ネガティブ・ナルシズムの性質の高い方でもいらっしゃいます。
ネガティブ・ナルシズム(ネガナル)の人にとって、自分を受け容れる・自分に寄り添うというのは、
もう
めっちゃくちゃ!!!
ハードルが高いことなのです
私も自分のことを、大袈裟ではなく、世界で一番心の醜い人間だと思っていたし、
そんな自分を受け容れるとか許すとか、
そんなこと絶対にできるわけがない。
していいわけがない。
心の底からそう思っていました。
Mさんのお話を伺っていると、失礼ながら、かつての私とすごく重なると感じる部分があり、
Mさんのセッションは、私にとってとても印象深いものでした。
Mさんのご感想からは、ご自身に寄り添うことが、本当に、どうにも難しいと感じていらっしゃるMさんの率直なお気持ちと、
そして、
難しいけれど、それでも、ご自身への否定と罵声、それを止めてみる、
黙って寄り添ってあげてみる・・・
そんな風に、思い切って勇気を持って、ご自身で、その一歩を踏み出されたMさんのご様子。
それがとても伝わってきて感動しました。
私のセッションに対しても、ありがたいお言葉がいっぱいで、感激するやら恐縮するやらですが
でも素直に、Mさんのお気持ちがとても嬉しかったです。
改めて、セラピストとしてこれからも精進していきたいと思いました。
そして何より、もしセッションが少しでもMさんのお役に立てたとしたら、心から嬉しいです
▼Mさんからのご感想をどうぞ。
(ご本人のご了承をいただき掲載しております。)
私は幼い頃から自己否定が強く、 自己愛の土台が皆無の状態でなおこさんにセッションをお願いしました。
心理学を学んでも、自分の許せない部分、 否定している部分を受け入れるのがどうしても難しくて、 不安や焦りを経て、半ば諦めを感じていた中でのスタートでした。
なおこさんは、本当に優しく正直な方で、心から信頼できました。
気持ちを正確にわかって貰えてるのがはっきりと伝わって来て、すごく楽で嬉しかったです。
セッションでは、これ以上優しくされたら居心地が悪くなってしまう、 抵抗が出て来てしまうラインのギリギリ一歩手前の 絶妙なところから受容の声をかけてくださるので、 不思議と抵抗がやわらぎ受け入れることができました。
なおこさんの落ち着いた声とテンポの声かけが、テクニックじゃない嘘のない言葉に感じられ、 こんな自分には寄り添えないと力を入れて戦闘態勢でいた自分が、緩んで行きました。
途中「いや、やっぱりどうしてもダメだと思う」と抵抗が出てしまうこともありましたが、 それすらただ静かに受け入れたり、そのメリットを一緒に探してくださいました。
とにかくどんな声も、拒絶せずに耳を傾けてくださいました。
そうやってセッションを重ねる中で、自分では全く気付かない内に、 ポツンポツンと小さな嬉しい変化を見つけられるようになりました。
つい先日も、以前だったら自分をどこまでも責め続けるような場面があったのですが、 罵声の代わりにほんの一言ですがRFTの声かけをしてみました。
まだよそよそしく素っ気ないものでしたし、 かけられた方も叱られるのに慣れ切っているため、戸惑っていて不信感満載でした。
でもどこかで確かに、緊張が緩んで安心している自分がいました。
とはいえ、長年の自己否定は思っている以上に深く、 なおこさんのような声をかけることはまだできないでいます。
でも、優しい言葉をかけながら自分を受け入れることは難しくても、 とりあえず厳しい言葉を浴びせずに黙って寄り添ってみようと思えるようになりました。
セッション前の、ただただ厳しく徹底的に自分を否定していた私に比べれば、 大きな一歩じゃないかと思えています。
そしてこの変化は、セッションで散々受け止めて貰えたおかげだと感じます。
頭では「私はそんな優しい言葉に値しない。癒される資格はない」と拒絶していても、 心の奥底では受容の声を待っていて、嬉しかったんだと思います。
そして、自分に寄り添うということを全くして来なかった私に、 なおこさんがRFTを通してやり方を教えてくれたからだと思います。
まるで押しつけがましくない、上からでもない、 「こういうやり方もあるよ」と同じ目線から友達が囁くような感じで。
先は長そうですが、これからも助けてもらいながら、焦らずのんびり寄り添って行きたいです。
そしていつか、なおこさんのような声かけを、自分に対してできるようになりたいです。